その子はラの音がした

「世界が生まれました」


最終回でしたね…珍しく毎回観たんですよ。
健くんもあっちゃんも好きなのでキャストで惹かれて観たんですけど、
どんどんQ10の世界にのめり込んでいました。

ストーリーが私好みでした。
台詞一個一個が私好みでした。
刺さりました。なんとも言えない言い回しとか、すごく親近感のある人とか。
１話の「リセットボタン、押しますか？」っていう台詞とか、
「世界が、生まれました」とか、人間は気付かない核心を突いてくるみたいな、
そんな物事の捉え方もあるんだ、とか思いました。
リセットボタンなんて、一人のときは幾らでも押したくなるのに、誰かに言われると押せなくなるよな。
本当はリセットボタンなんてないってこと解ってるからなんだな。
もしくは、
リセットボタンがあっても、押すことはすごく卑怯なことなのかも知れないって解ってるからなんだな。
「世界が生まれました」っていう台詞に関しての私の解釈は上手く言葉に出来ません。
考えようによって、世界なんて幾つでも創れるんだな、みたいな、そういう解りやすい言葉にしてみるけど、
どうも安っぽく感じてしまうんですよね、何でだろ
今思いついたけど、もしかしてリセットボタンとリンクしてて、そんなものなくても生まれ変われるんだよってことなのかな。
あああ、やっぱり上手く言えない。

序でに、１話でQ10を起動したときの「ラの音」っていう何でもないような補足が、すごく印象強いです。
載せた絵のタイトルはそんなとこからきています。
忘れられないドラマになりました。ありがとうございました。